今日はオーディオルームの詳細。
着工合意後の昨年の11月中旬。設計者さんが「オーディオ見せてください。」と我が家(旧家)に来ました。アンプとかJBLのモニタースピーカーを見て、「マークレビンソン、LINN、JBLですか。すごいですね!実際見たのは初めてです」と。なかなかオーディオに詳しそう。
その後、全体の間取りとか詳細仕様の打ち合わせ時にショールームで設計者さんが「オーディオルームの断面図を書いてみました。どうでしょう?」と突然見せてくれました。いろいろ考えてくれていたんですね。「いいですねえ!」と私。他部屋よりここだけかなり進んでいました。
その時の手書き断面図がこれ。
断面は中央部分ですが両脇天井は平です。中央は絵のように勾配天井になっていて、スピーカー側にはウッドパネルと間接照明。結局、最後までこのままで進めてもらいました。
CG画像だとこんな感じ。
「ドアも防音ドアの方がいいですよね?」と大建工業のものを推薦してくれました。ヤマハの防音ドアと迷いましたが、設計者にお任せということで。
また、スピーカー1台100kg、パワーアンプ1台50kg・・・など機器類の重量をお伝えしたところ、「標準の床強度でも大丈夫ですが、念のため梁を通常の2倍にして床強度を上げておきましょう!通常910mm間隔ですが、間に入れて455mm間隔にしておきます。」とグレードアップ。
写真は2Fオーディオルームの下付近になる梁。
そして、どこから探してきたか通常使わないゴム硬度値が高い8mm厚の防振ゴムシートを手配してくれていました。サンプルも見せてくれました。「柔らかいゴムでは音が悪くなると思うので、ゴム硬度の高いものを探しました。」って。確かに重低音は床を伝わって1Fに響くので効果あるかも。余談ですが、生産者さんからオーディオルームに8mm厚のゴムシート敷く関係で、2階の他のところを8mmかさ上げしています。と言われました。バリアフリーにね。生産者さんもこのゴムは初めてのようです。
「コンセントはブレーカーから直接引きましょう!」と設計者さんから提案してくれました。
電圧、電流変動の軽減には専用接続の方がいいのでそうするつもりでしたが、こちらから言う前に設計者さんから提案してくれました。ナイス!ちなみに我が家全体の電力契約は100Aにしました。60Aを超えると80Aでも100Aでも基本料金はいっしょだし。
コンセントは安くてオーディオファンに定評のある「無めっきタイプ」を指定。上高さは床から180mmに変更。通常は360mmとか。低い位置にコンセントを付けてもらったのは、調音パネルをコンセント上から付けるためです。また、調音パネルを設置できるように壁にビス止めできるところはお知らせしてもうことに。結局、スピーカ横左右8ケ所にアース付、ブレーカー直結コンセントを設置。
パナソニックコンセントWN1512K+カバーWN7503
そして設計者さんは例の断面図を示しながら、インテリアデザイナーの方にも直接、照明はこうしてこうしてって、指示してました。間接照明は明るさをコントロールできるようになっています。(実際は変えないでしょうけど。)座る位置の上のダウンライトはCDやレコードの字が読めるように首振りタイプのスポットライト。(勾配天井なので、斜めにつくので首振りでスポットの位置調整ができる)
カーテンも「遮光カーテンで、回り込みようにして・・・」と設計者がインテリア担当に指示。カーテンボックスはインテリア担当が考えてくれました。カーテンの色はこちらで選択。オーディオルームはいつもカーテン閉めっぱなしですけど、部屋の雰囲気も変わるので大事ですよね。窓枠(といっても下だけですが)も床と合わせてウォールナット色になっています。材質は標準の防水MDFにオレフィンシートラッピング。
床材は私の好きなチークイメージでしたが、設計者さんから「床はウォールナットがいいでしょう!」と提案。そのまま受け入れて標準の突板仕様からグレードアップしてプライムウッドのウォールナットを選択しました。貼る方向は音速を上げるために聞く方向と同じにしてもらいました。これはこちらから指定。
「防音のためにオーディオルーム周囲の壁すべてにグラスウールを敷いておきました!」と設計者。(通常は外壁のみ敷くようで、室内壁にも敷いてくれました。)天井は通常の2重グラウウール、そのままで大丈夫でしょう。
造り付け家具は聴く側の背面中央に住友クレストのウォールナットチェスト。カウンター奥行310mm。その両脇にクレストのウォールナットの固定棚を天井まで(奥行270mm)。前面の面合わせと天井隙間は壁のフカシを考えて設計してくれました。その後、生産者さんに言って、面合わせはなしにしてもらいました。レコードが入るので、どうせでっぱっちゃう。それより、空間容積重視。
壁紙は自分で選びました!背面チェスト上はアクセントで布生地の濃い色にしました。その他は標準仕様の中から白っぽくデコボコ感のものを選択。
CG画像だと背面はこんな感じ。
設計者さんがかなり力を入れて設計してくれましたが、我が家は特別とのこと。オーディオ機器を見てのことだと後から言っていました。元々建替え動機の一つに、「オーディオルームを作るためでもある!」って言ってあったので設計者さんがこだわってくれたんでしょうね。オーディオのことを分かってくれている設計者さんでよかった!!!まあ、仕様の細かいところはプロにお任せってことで。 (金額無視!! 大丈夫か?)
12.5畳と決して広くない我が家のオーディオルームですが、どんな出来になるのやら・・・・・そう言えば、先日現場進捗説明時に生産者さんが「この家はオーディオルームにお金かけてますねえ!」と・・・。そんなにかかっちゃった?
最後に我が家のオーディオチェアはエコーネス社のストレスレスチェア マジックMです。北欧のメーカーですが、座り心地と総革張りのなめし皮質感が最高です。(一脚40万円以上と高いですが、お薦めです。)
写真は以前のHPからお借りしました。(現在はブルーは無いようです)
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